音楽好き大学生 宵の部屋

自分の部屋で考えてることや聞いてる音楽、観ている映画などを書いていきます。

キラキラネームで眩しい世の中ですけどいかがお過ごしですか。

今宵です。

ツイッターを中心にネットで知り合った人と実際に会ってみたり、一緒にゲームすることがあって、「○○くん!NW方向に敵!」とか、「はじめまして〜○○さんですか??」とか、ネット上の名前で呼ぶことが多々ある。

本名を知ってるわけじゃないから、ネット上の名前っていうのはあだ名とはまた違って、「あだ名っぽい響きを持った本名」っていう表現が近い。実際この今宵っていう名前も、本名に近い響きでつけたネット上の名前。

 

 

 スティーブンスピルバーグの「レディプレイヤー1」って映画は、仮想現実を舞台にした映画で、映画館で目をキラキラさせて観た記憶がある。登場人物は仮想現実の世界に入って実際に体を動かしてゲームをしてたけど、仮想現実で生活するわけだから顔も体も名前も全て偽ることが可能で、みんなネット上の名前をつけ名乗っていた。

 

実際に自分もネット上の名前で活動し、同じくネット上の友達の名前を呼ぶわけで、近未来的でもありながら現実的でもあって、「ゲーム脳」とか「現実とゲームとの境界がわからなくなる」とかっていう障害に侵されるんじゃないかという思いが常にある。みんな普通に呼び合ってるから自分も普通に呼ぶけど、実際に会ったわけでもなく顔を見たこともない人と普通に喋っているのって、冷静に考えると凄い。

 

そんな近代的な世界と現実世界との関係を紐付けで考えてみたいなと思います。

 

ネットが普及する前は1人の人間が関係を持つ人物はたかが知れてて、「アメリカのボブとゲームする」とか「フランスのエッフェル太郎と友達なんだよ〜」とかいう会話は今と比べれば少ない。

深いつながりと言えば、せいぜい自分の家族と親戚と近所と所属するコミュニティ、そこらへんの人たちとの関係だけだと思う。

でも、ネットの普及によって、そんな制約は簡単に取っ払われて、今では遠く離れた人の顔がタイムラインに流れて、外国の人とゲームをしてっていうのが普通にできる。

昔と比較してみると、ネット上のつながり1つとっても何百人と関わりを持てるわけだから、人生で関わる人の数は著しく増加してる。

そうした社会に生きてると、昔と比べて多く目にしてるのは「名前」だろう。

 

ネットだけじゃなく、テレビ。もっと言えば腐るほどいるタレント達が泡みたいに沸いては消えていってるけど、そういうのをテレビで見るだけでも、目にする名前の数は過去とは比較にならないと思う。

ネットに話を戻すと、ツイッターフェイスブック・インスタ・ライン等、考えて見るとめちゃくちゃ多くの名前を目にしてることになる。

 

ところで、いま日本ではキラキラネームと呼ばれる名前が問題になってて、油断してたらサークルに入ってきた人がゴリゴリのキラキラネームだったりする。

なんで今になって変な名前が大量に出てきたんだろって考えた時に、ネットの普及は密接に繋がってるんじゃないかと思う。

 

従来に比べて、ネット上で多くの人と関わりを持つ機会があって、関わりとまでは行かなくても大量の名前を目にする環境に置かれてる。

自分の子供が生まれて、いざ名前をつける!って時に、どれだけ候補を挙げても「あーそういえば同じ名前のタレントいたな」とか「あ、この名前ネットで見たあの人と一緒やん」とかっていう問題が多く起こる。

そんな問題を解決する時にキラキラネームをつけるのは自然な流れのような気がする。

同様にシワシワネームも逆に少ないから、「被らない名前」をつける時にはもってこい。

 

キラキラネームが世の中に蔓延ってるのって、そういう理由もあるんじゃないかなーって思います。

 

そう考えると名前考えるのって難しいね。