イケメンと彼らのBLが画面を埋める中現れる清涼剤は、自然光と永野芽郁。映画『帝一の國』
基本的に映画館へは、ド派手アクションや爆音で観たい洋画などを観に行くのだが、絶賛の声を多く聞いたので、観に行った。映画『帝一の國』。公開終了間近なこともあり、よく行く映画館ではなく電車で30分の大きな映画館に行った。電車の中では、「交通費、移動時間に見合う映画であってくれよ」と思いながら電車に揺られていたが、いらぬ心配で、自分の予想よりはるかに面白かった。
このいやというほどのイケメン押し。
あらすじは、他サイトで読んでいただくとして、男から観たこの映画の感想を。
この映画は、海帝高校において生徒会長を目指し奮闘するという話であるため、自ずと建物の中での演出が多くなる。しかし、なるべく自然光(のような光?)を取り入れ、建物の中の狭い印象をなくしているように感じる。
しかもいやというほどのイケメン押し、とはいっても男だらけな訳で、男からすれば暑苦しくて仕方がない。
その中でも、なるべく自然光を取り入れ、爽やかな場面を作ることで、見苦しさを軽減しているように感じた。
帝一の彼女、永野芽郁。唯一のヒロインでありながら作中の露出が少ない。帝一との絡みも、スキャンダルを恐れて糸電話での会話。やっとデートのシーンになったかと思ったら喧嘩。
紅一点がとんでもなく小さい一点。
しかし、2時間近く男たちの暑苦しい生徒会選挙を見たあと、不意打ちのようにエンドロールで永野芽郁のステップダンス。
これまで見てきたものに一瞬で爽やかな風を吹かせた自然光と永野芽郁は、さながら清涼剤である。